習志野が好きな人

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第3回 ル・パティシエ ヨコヤマ  代表取締役 横山 知之(よこやま ともゆき)さん

パティシエホテル

「TVチャンピオン」3連覇のトップ・パティシエ
ホテルのシェフから“街のお菓子屋さん“に転身!

横山 知之

今回登場してくださったのは、習志野が誇る、日本有数のパティシエ、横山 知之さんです。
現在、大久保と谷津で「ル・パティシエ ヨコヤマ」を営む横山さんは、かつて国内外の洋菓子コンクールで優勝。
またテレビ東京系バラエティ番組「TVチャンピオン」の『全国ケーキ職人選手権』で、史上初の3連覇を成し遂げた経歴の持ち主。
南欧風の瀟酒な外観が目を引く「ル・パティシエ ヨコヤマ 大久保店」で、インタビューに応じてくださいました。

洋菓子作りとの出会いをお聞かせください。

横山 知之

もともとはフランス料理をやろうと、学校に入ったんですよ。
そこで洋菓子を作る機会がありまして、「あ、こっちの方がおもしろそうだなあ」となんとなく思いまして(笑)、製菓に移りました。
卒業後は大阪のホテルプラザへ。
ここには8年いましたが、関西料理界の中心になっているような方もいらして、いろいろと影響を受けることが多かったように思います。

それから東京に戻り、ホテルオークラに2年位。
ホテルニューオータニに9年(東京に2年、ホテルニューオータニ幕張オープン時に異動して、そこに7年)いました。
昔は独立して店を開こうとは考えていませんでしたねえ。
ホテルのシェフ・パティシエになることが目標でした。

では「独立しよう!」と思い立ったきっかけは?

ル・パティシエ ヨコヤマ

きっかけは「TVチャンピオン」ですね。
2連覇した頃でしょうか、「独立して、“街のお菓子屋さん”になろう!」と思うようになったのは。
それまで出場していたコンクールはプロが審査しましたが、「TVチャンピオン」の審査員は一般の方々だった。
一般の方が何を求めているか、なんとなくわかるようになったんですよ。

菓子職人には2通りあると思うんです。
「自分の菓子はこうだ。この菓子を食べてくれ!」というタイプと、「お客様にあわせて作りましょう」というタイプと。
以前はどちらかというと前者のタイプでしたが、「TVチャンピオン」の経験で、自分のその後のケーキ作りが大きく変わりましたね。

3連覇達成の1年後、2001年に「ル・パティシエ ヨコヤマ」第1号店が谷津にオープンしました。
谷津で開業した経緯を教えてください。

ホテルニューオータニ幕張に勤めていた頃から、谷津に住んでいたんです。
ここは競合するような店があまりない。
ちょうどヨークマートの向かいにテナントが見つかったので、買い物帰りのお客様も立ち寄りやすくていいかなと、この場所に決めました。

オープン当初は大変でしたよ。
周囲から「多すぎるんじゃないか」と心配されるほどスタッフを雇いましたが、それでも対応しきれないほど、お客様がたくさん来てくださった。
予想外の大盛況でした。商品が足りない、すぐ売り切れてしまうのですが、そうそう作る量を増やすわけにはいかない。
すべて手作りですし、安易にスタッフを増やすと商品の出来に良し悪しが出て、レベルが下がってしまいますから。
オープンから10ヵ月位は、ほとんど毎日、午後2~3時には閉店していましたね。

2005年には、同じ習志野市内の大久保に、2号店を出されました。なぜ谷津からほど近い大久保に?

店内の様子

「東京に出店したら」とも言われましたが、二つの店の位置が離れてしまうと目が行き届かなくなるでしょう。
船橋という話もあったけど、ちょっとしっくり来ない。「やはり習志野で…」と思いました。
いまはカステラ等は谷津で作っていますが、ケーキ等その他の商品はほとんど大久保で作っています。

お店の人気商品を教えてください。

岩シュー

開店以来ずっと人気が高いのは「岩(いわ)シュー」ですね。
名前の通り、岩のようなゴツゴツした外観で、クッキー生地を使ったちょっと堅めの皮の中に、ソフトに仕上げたカスタードクリームが入っているんです。
毎日大久保店用に約600個、谷津店用に400~500個作っていますが、開店1時間後、11時頃には売り切れてしまいます。1個135円。店的にはコストに見合っていない商品ですね(笑)。

あと、「谷津ロール」というロールケーキが1本830円、これも人気があります。
谷津の地名が入っているので、手みやげにと買っていかれる方も多いですね。
毎日400本作っていますが、日によっては午後1時頃完売することも。
うちの店は午前中が一番混雑するんですよ。

お求めやすい価格設定も、たくさんのお客様に支持される理由でしょうか。

店内の様子

地元のお客様が多いですからね、なるべく安い価格でと心掛けています。
お客様もそれを望んでいらっしゃると思うのです。
ホテルなら450円するショートケーキ、うちでは295円です。
月に2回3回と気軽に買いに来て、味わっていただきたいですから。
最近、小麦粉やバター等、材料が値上がりしていますが、ほとんど値上げせずにがんばっているんですよ。

今後の抱負をお聞かせください。

パティシエとしての抱負は、“お菓子屋が作るソフトクリーム”をやってみたいんですよ。
屋外にカフェを作って、牧場の売店で売っているような、できたての乳臭いソフトクリームに、パイを刺したり、シュークリームを乗せたり、お菓子屋ならではの技を加えて食べてもらう…。
場所も決めてあるんですけど、お客様用の駐車場を削らなきゃならないのがネック。
まず、駐車場を増やしたいですねえ。

店の展開としては、店舗を増やす方向は考えていないですね。
いまある大久保と谷津、二つの店を大事に磨きあげて、この街の皆さんにずっと利用していただきたいと思っています。

インタビューを終えて。

横山 知之
(有)ル・パティシエ ヨコヤマ 代表取締役
1963年東京生まれ。
辻調理師専門学校卒業後、大阪ホテルプラザ、ホテルオークラ、ホテルニューオータニ等一流のホテルで修業。
ホテルニューオータニ幕張ではシェフ・パティシエに就任する。
テレビ東京「TVチャンピオン」の『全国ケーキ職人選手権』では、3連覇を達成。
2001年、習志野市谷津に「ル・パティシエ ヨコヤマ」、2005年同市大久保に2号店をオープン。

大久保店に取材に伺った際、私たちが案内されたのは2F奥にある事務室。
そこには横山さんの他に、もうひとり女性がいました。後で知ったのですが、その女性こそ横山さんの奥様・ゆかりさん。
インタビューの間、黙々と自分の仕事をしつつも、「岩シュー」の話題が出るや、いつのまにか試食の手配をしてくださったり、さっと資料のファイルが出て来たり。その見事な気遣いには感心しました。
横山さんの成功の陰には、ご本人の資質や努力に加え、奥様の内助の功も少なからずあることを感じました。

ル・パティシエ ヨコヤマ

【営業時間】
午前10時~午後7時30分
【休日】
火曜日・水曜日、8月18日~27日、正月明け(1月4日より5日~1週間程度を予定)

ル・パティシエ ヨコヤマ 大久保店

■大久保店
習志野市大久保1-1-34
【電話番号】
047-403-8886

ル・パティシエ ヨコヤマ 谷津店

■谷津店
習志野市谷津4-8-45
【電話番号】
047-453-3888

バースデーケーキ

ちょっとオマケ!

「ル・パティシエ ヨコヤマ」では、バースデーケーキの表面に好きな絵柄を描いてもらうことができます。機械で転写する店が多い中、ここでは職人が一つ一つ手描きで仕上げるそう。トーマス、アンパンマン、プリキュア等のアニメキャラクター、あるいは写真を持参して「似顔絵を描いてください」なんて希望もOK。お店で前日までにご相談ください。



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