第1回 習志野市商店会連合会 会長 高橋 賢さん

あの人のいるあの店に!
希望をもらえる商店づくりはまちづくり
地域の歴史ある商店と大規模店が一つになってまちづくりを推進する習志野市商店会連合会。
「ようこそ!習志野に住まう人」では、トップバッターとして、元気なまち・習志野の商店会連合会の会長である高橋 賢さんにお話を伺いました。

※今年3月にオープンした
「Morisia津田沼」のオープニングセレモニーにて
習志野市商店会連合会についてお聞かせください
現在、市内14の商店会で習志野市商店会連合会を構成しています。市内の各商店会それぞれが、まちづくり、人づくりを大切に、より活性化していくことを目指して、地域交流にも取り組んでいます。
私達、習志野市商店会連合会が自負する大きな特色は、地域の商店と大規模店が共存共栄を果たしていること。早い時期から地域の商店会に大資本を受け入れ、そのことを活力にして地元の商店会も自らを高め、共に繁栄して行こうという道を歩いてきました。それが、暮らし手である地域の皆様の利便性を高め、地域の商店会がより大きく発展して行く力になると信じたからです。

今、商店会に求められている時代のニーズは何ですか?
それは地域を大切にすることです。
小規模の店舗も、大規模店もお互いが尊重しあい、地域に本当に求められる商店会として、魅力あるものに育って行くための努力を惜しまないこと。商業施設のジャッジをするのは、地域の消費者の皆様であり、事業者がジャッジするわけではない。だからこそ、訪れる方々とコミュニケーションのある、より賑わいのある商店会づくりに日々、取り組んでいます。
まちづくりとは、次の世代により良い街を紡いでいくことです。よりハイグレードな街に、心地良いピッチで発展して行くこと。それには、商店会それぞれが夢を持って活性化に取り組んで行くことが欠かせません。 「今日より明日、今年より来年、そして10年後」に向けて、少しでも良い商店会に、暮らしやすい街にしていこうという気概を14それぞれの商店会が持っていることが、習志野の商業の大きな牽引力になっていると思っています。
子供達の教育にも関わっておられるとか
昨日も五中(習志野市立第五中学校)で稲を植える指導をしてきました。稲や土や肥やしを学校に運んで、実際に稲を植え付けて。そうしたら今度はイチゴ畑も見て下さいと言われて。実がなり始めたら鳥が突きに来るんでネットが欲しいと。一晩考えて…ネットを張ってしまうことは簡単だけれど、全部やっては、先生のためにも子供のためにもならないと、今日、資材を用意して学校に運び、ネットの作り方から丁寧に教えてきました。 田植えは、五中から今度は屋敷小に話が伝わって、他にも幾つかの学校でやって欲しいと言われています。こうした未来に繋がる輪が広がるのは、忙しいですが、楽しいですね。
米作りの話になりましたが、戦時中は、食料がなくて稲の種まで食べてしまった時代があったんです。たった一粒の種からどれくらいの米粒がとれるか知っていますか? 1200~1300粒の米ができるんです。だから、今の子供達は、米の種すらなかった自分たちの時代に比べて、千二百倍も千三百倍も大きく成長するんだよと話しています。その可能性に大きく期待しています。今では、市の文化ホールにウィーンからの演奏家を迎える時代です。この習志野の街を故郷にする子供達が全世界へと飛翔して、国際社会の中で活躍して欲しいと願っています。
ご自身の子ども時代のことをお聞かせください
決して周囲から見て良い子ではなかったですね。のめりこんだら一途でした。でも、損得ではなく、よく動いて、働きました。まずは自らが動く事、率先垂範です。そんな姿を人は見ていて、認めてくれました。 子どもの頃、牧場で暮らしました。牛車をひいて行くとわだちができる。徐々にわだちが深くなると歩きにくくなるんです。そうなると、雨の後の土のぬかるんだ日をねらって、わだちを鍬でならしました。母には、そんな得にもならないことをなんでやるのかと言われましたね。でも、頼まれてやってるわけじゃないし、ほめられたくてやっているわけでもないから、母にやめろと言われてやめませんでした。
そういうところは、今も変わりません。朝5時には会社に行って、会社の前の道路を掃除しています。長く続けているとタバコのポイ捨ても自然となくなる。僕には掃除をする権利がある。きれいになれば気持ちが良いし、朝から爽やかに汗をかいて健康にも良いわけです。 各商店会でも会長が掃除を続けています。自らの地域を良くしたいという思いがなければ続きませんね。パフォーマンスでは決して長続きしないんです。
これから習志野に住まう方へのメッセージを頂ければ幸いです
都心からの通勤圏内にある習志野の街には多くの方が移り住んでみえます。 誰もが、この街に住んでよかったと思える街でありたいと思っています。 教育特区、市民サービスの向上等など市政も生活者の視点で、本当にきめ細やかな取り組みを推進しています。 どうぞ、新しく習志野に住まうことになった方々には、遠慮なく、この街に馴染んでいただきたい。共にまちづくりに参加していただきたい! このまちは、ウェルカムコミュニティのある街です。 お子さん達にとっては、この街は故郷です。お子さん達の故郷・習志野を皆で一緒に、立派な街にしていきましょう! 思い、思われる。気持ちのよい挨拶ができる。自分でできることから、どうぞ楽しく無理なく地域に参加してください。
思いやり、あたたかさのあるまち、人の情の通う街、それが習志野です。 どうぞ、これからも多くの方が、このまちを選んで、安心して、この街の仲間になっていただきたいと願っています。
インタビューを終えて。
高橋 賢氏
三興ベンディング株式会社代表取締役
習志野商工会議所副会頭
習志野市商店会連合会会長
津田沼南口商店会会長
習志野中央ロータリークラブパスト会長
笑顔の素敵な高橋会長。その笑顔には、人をあたたかく受け入れてくださる人間としての大きさ・深さを何より強く感じたインタビューでした。お若い頃から御苦労を厭わず、「人のため」という信念を持って生きてこられた高橋会長のお話しを伺いながら、インタビュアー自身が自らの生き方を問うていきたいと思う、貴重なお時間をいただけたことに深く感謝をしています。習志野にこの方あり!!

ちょっとオマケ!
アメリカの姉妹都市訪問の際に市からのお土産として文鎮が用意されていたが、手みやげとしては重すぎると配慮した高橋会長が、気軽にポケットに入れてお渡し出来る小型のお土産として急遽用意し、重宝され喜ばれたという。

