毎日時間に追われ、ストレスいっぱいの現代社会。心の病気になる人も多いみたいですね。
今日は「かりん」に行って来ました。実は、ここは普通の喫茶店ではありません。精神保健福祉法に規定されている「精神障害者小規模通所授産施設」なのです。
「精神障害者」について、よく知らない私でも、「鬱病」は聞いたことがあります。精神病は、「統合失調症」「適応障害」など色々な種類があり、10代後半~20代に発病する人が多いそうです(中には一流大学卒の人も...)。
「かりん」は精神障害者が、社会に復帰するための一歩として、接客などを練習する場所なんです。
ですから、"すぐに注文を取りに来て、すぐにコーヒーが運ばれて・・・"というわけではないですし、店員さんの話し方もたどたどしい面があります。しかし、一人でゆっくりコーヒーを飲みながら本を読みたい時には、他人に邪魔されることなく自分の時間を愉しめる良さがあるし、"ちょっと話を聴いて欲しいな"と思った時には、カウンターに座り、店の人と話をする事もできます。また、スタッフには精神保健福祉士もいるので、安心です。
店内は、濃いブラウンの木の家具が置かれ落ち着いた雰囲気。オフホワイトの壁には谷津の市民グループ「コスモスの会」のメンバーが描いた絵が飾られていました。
素朴な味わいの"手作りの置物"は、近所のおじさんの作品(購入可)。手作りクッキー(100円)などもさりげなく、店の隅に置かれていました。
火曜・金曜にはお弁当(500円)も販売しています。私は、近々仲間(10人)でお昼を食べる予定があるので、予約注文をしました。安くておいしいし、注文をすごく喜んでくれるのを見て、またこちらも嬉しくなりました(^0^)。
「かりん」は、精神障害者にとっては「大丈夫! ここに来れば仲間がいるよ。一人ぼっちじゃないんだよ。」と温かく迎えられ、自分を支えてくれる場所。そして、一般の市民にとっては、コーヒー(350円。アイス+50円)を飲んだりお弁当を注文することで、気負わずに精神障害者の自立支援ができる場所なんですね。
誰にとっても「人とのつながり」や「支えてくれたり話を聴いてくれる仲間がいる」ということは、生きる支えになります。習志野市内にある「精神障害者小規模通所施設」は唯一ここだけ(一ヶ所じゃ、足りないよね)。地域の人々に、理解と支援の輪が広がり、一人でも多くの精神障害者が社会でまた仕事ができるようになるといいですね。
PS.いわゆる「引きこもり」の人が、「ちょっと頑張って行ってみよう!」と一歩踏み出す場所として利用してみるのもいいですね。精神科に通院している人は飲み物100円引きになるメンバーズカードも発行しているので、申し出てみたらいいですよ。
★「喫茶かりん」
●所在地・・・習志野市津田沼3-9-8京成ツダヌマビル1階
●TEL/FAX 047-493-3769
●交通・・・京成津田沼駅北口から徒歩2分。駅を出て右(イオン方面)に進み、二股に分かれた道(間に「すき家」)の左側の道路を進んだ、「読売新聞」北隣)
●営業時間・・・月・火・木・金 11:30~16:00
●お弁当(一食500円、限定35食。当日9:30までに予約。近くなら配達も可(要相談))
●運営・問合せ先・・・社会福祉法人のうえい舎 TEL 047-475-7898
※第1・3火曜日11:30~13:30 習志野市役所にて、コーヒー豆の試飲販売と手作りクッキーの販売あり。
※バザー用品(新品のタオル・食器など)の寄付も大歓迎!(まず、お電話を。)
【取材日 2009年5月29日】