「あんばさま」は、春の訪れを知らせ子ども達の健やかな成長を願う津田沼地域の発展を願うおまつりで、毎年3月中旬の日曜日に行われています。菊田神社で神事を終えると、子ども達の大きな掛け声「あんばーおーせー大明神。悪魔を祓ってよーいやせ」と、お囃子の笛や太鼓の音とともに、神輿は津田沼地域に繰り出します。
その数、ざっと300人! 菊田神社の方々、津田沼青年会の方々、主役の子ども達と、付き添いの保護者や地域の方々・・・。子どもはベビーカーに乗っている赤ちゃんから小学校高学年くらいまで様々で、小学生くらいになれば友達同士で約束して一緒に参加する子も多いみたいですね。
13時すぎに菊田神社を出発し、津田沼地域4ヵ所でお菓子が配られ、最後に菊田神社に戻り、ここでもお菓子が配られ、16時すぎに解散となります。途中から参加しても、途中で帰ってもかまいません。ずっと歩いていると疲れるけど、子ども達は"もう少し歩いたらお菓子がもらえる・・・"と頑張っているようです。(^^;)
お菓子詰め合わせ袋には「あんばさま」の由来を書いた紙も入っていました。「明治の初めにこの地方に悪い『はやり病(天然痘)』が広がり、住んでいる人が大変苦しみました。そこで、阿波桜川村(あばさくらがわむら・現、茨城県稲敷郡桜川村阿波)に鎮座する『大杉神社』の分社を『菊田神社』の境内に建立しました。そしてその日、三月十五日を祭の日と定め、各村々を子ども達が榊を持ち『あんばおせ大明神、悪魔を祓ってよーいやせ!』とはやしたてまわったところ、『はやり病』は治まったと言われています。」とのこと。大杉神社は通称「あんばさま」と言われていたとのこと。また今は「お菓子」が配られますが、昔は「おにぎり」、その後は「あんぱん」と移り変わってきているそうです。


平成21年11月21日~24日には「千葉県無形文化財 七年祭り」が行われます。スタッフ数名が「神輿担ぎ手 募集中!」と背中に刺繍したポロシャツを着て呼びかけていました。七年に一度のチャンスです! 津田沼青年会に連絡すれば、きっと大歓迎されることでしょう。(^^)
今日参加した子ども達のほとんどは、祭りの由来なんて意識していないと思います。でも、この子ども達が大人になった時、「あんばさま」に参加した事をきっと懐かしく思うでしょう。そして今度は地域の大人として「あんばさま」に関わっているかもしれません。
そうやって、ずっとずっと受け継がれていって欲しいですね。
★菊田神社 《所在地》習志野市津田沼3-2 《アクセス》京成津田沼駅から北東方面へ徒歩約5分(「セレモ」の北側) 【取材日 2009年3月15日】